最後のブートスクリプトの設定から、ブートの設定までになります。
これが終われば、CLFS環境がブート出来る訳です。
僕はKernelのオプションを適当にしていたら、見事に起動できないという面倒な事をしてしまった訳でして、起動に必要なモジュールは制的に組み込むべきですね。
LFSにはmkinitrdコマンドが用意されない為、モジュールで逃げるということが出来ないので注意。
SCSIドライバを組み込んで居なかったので、どうしようか悩んでしまいました。
mkinitrdが使える環境にしてしまうのもありですが、なにやらmkinitrdコマンド自体はスクリプトでも内部で使うコマンドの準備が面倒そうなので、今回は必要なモノを静的に組み込みました。
◆CLFS-Bootscriptsの設定
実施時のログ:
11.2-CLFS-Bootscripts-1.1.0.log
◆CLFS環境の設定もろもろ
この設定でも一箇所注意が必要。Netra t1の用にVGAが存在しない場合、inittabのgettyの設定が異なる形となります。
CLFSのマニュアルどおりに設定すると、以下の様な設定となっているのですが、これを書き換えます。
1:2345:respawn:/sbin/agetty -I '\033(K' tty1 9600
2:2345:respawn:/sbin/agetty -I '\033(K' tty2 9600
3:2345:respawn:/sbin/agetty -I '\033(K' tty3 9600
4:2345:respawn:/sbin/agetty -I '\033(K' tty4 9600
5:2345:respawn:/sbin/agetty -I '\033(K' tty5 9600
6:2345:respawn:/sbin/agetty -I '\033(K' tty6 9600
書き換えは、この様なエントリに変更してください、この状態で起動すればLOMで繋いだまま、Login画面まで使える状態に進みます。
co:2345:respawn:/sbin/agetty ttyS0 9600 vt100-nav
実施時のログ:
11.5_13-Configuring.log