小さいchroot環境を一から用意するのは面倒です。
OpenVZでは、さまざまなディストリビューションのminimalなchroot用アーカイブが用意されている為、これをLXCで利用してみます。
http://wiki.openvz.org/Download/template/precreated
■まず重要なのがudevを止めることです。
ディストリビューションにより方法は異なりますので、各ディストリビューションのドキュメントを参照して頂く形になりますが、rc.d配下にudevの起動スクリプトがある場合は実行権限を外すでも問題ないと思われます。
■次にこのまま立ち上げるとconsoleが繋がらないなどと現象が発生します。
OpenVZのTemplateでは、getttyの起動がLXCで必要とするものと異なる様です。
多くのディストリビューションでは、inittabに以下を追加。
(ディストリビューションによりgettyのプログラムが変わるので、修正は必要)
1:1235:respawn:/sbin/agetty 38400 console
■最後に、LILOとかfsckとかを組み込んでいる起動スクリプトを排除。
Slackwareであれば、rc.Sに含まれているので、自分で不要箇所を消す必要があります。
何もせず起動すると、LILOが怒ってくれます。