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Zsun WifiでOpenWrt。小さい小さいLinuxBox。

Zsun WifiでOpenWrt。小さい小さいLinuxBox。
既に2回ほど紹介しているのですが、どうやらOpenWrtがシリアルを生やさなくても動かせる様になった様です。
前に紹介した記事はこんな感じ。
AR9331な小さなオモチャ
AR9331な小さなオモチャにシリアルを生やす

自分はu-bootも書換えて動かしていましたが、純正ファームのtelnetにアクセスする方法を使ってLinux上から書き換えてしまうイメージが登場(Zsun Wifi Card Reader Can Now Run OpenWrt)した様なので試してみました。(結構話題になってるから既にZsun Wifiを買ってる人多そう)

ただし、2点注意しないといけない事があります。
1点目は、Zsun Wifi登場当初に存在していたRAM 32MB版ではなく、現在入手できる64MB版である事です。(32MB版を持っている人なんて滅多に居ないと思いますが。。。)
2点目は、日本国内では技適通過していない為、無線を使用すると電波法違反となります。(シールドルーム等適切な環境で遊んで下さい)


OpenWrt化の手順は、cnx-software.comのサイトに記載があるので、ここで書く必要性は全くない訳だが、tftpで転送するのが面倒な場合、microSDに入れておいて書き換えるという方法も存在する。
どっちが速いかは微妙ではありますが。。。

tftpで書き換えた手順は、こんな感じです。
telnetで10.168.168.1:11880に接続、root/zsun1188でログイン。
tftpでファイルを2個取得。
/tmp # tftp -g 10.168.168.100 -r openwrt-ar71xx-generic-zsun-sdreader-kernel.bin
tftp: timeout
tftp.. retransmit 733
tftp: timeout
tftp.. retransmit 1042
tftp: timeout
tftp.. retransmit 1347
/tmp #
/tmp # tftp -g 10.168.168.100 -r openwrt-ar71xx-generic-zsun-sdreader-rootfs-squashfs.bin
tftp: timeout
tftp.. retransmit 386
tftp: timeout
tftp.. retransmit 2724
tftp: timeout
tftp.. retransmit 2955
tftp: timeout
tftp.. retransmit 3461
/tmp #
SPI Flashのパーティションを確認。
u-boot-envは実際には空っぽです。
ARTはFactoryと同じものになります。(MACアドレスもここに入っているので絶対に壊さない様に)
/tmp # cat /proc/mtd
dev:    size   erasesize  name
mtd0: 00010000 00010000 "u-boot"
mtd1: 00010000 00010000 "u-boot-env"
mtd2: 00e90000 00010000 "rootfs"
mtd3: 00130000 00010000 "uImage"
mtd4: 00010000 00010000 "NVRAM"
mtd5: 00010000 00010000 "ART"
/tmp #
mtdコマンドで書き換えます。
マウントしているので強引に書き換えます。
最後にBus errorが出てしまいますが、あきらめて再起動してください。
/tmp # mtd_write write openwrt-ar71xx-generic-zsun-sdreader-kernel.bin /dev/mtd3
Unlocking /dev/mtd3 ...
Writing from openwrt-ar71xx-generic-zsun-sdreader-kernel.bin to /dev/mtd3 ...  [w]
/tmp # mtd_write write openwrt-ar71xx-generic-zsun-sdreader-rootfs-squashfs.bin /dev/mtd2
Unlocking /dev/mtd2 ...
Writing from openwrt-ar71xx-generic-zsun-sdreader-rootfs-squashfs.bin to /dev/mtd2 ...  [w]
Bus error
/tmp # 
再起動は、コマンドでは不可能です。
諦めて電源ぷちっとしてください。
/tmp # reboot
Segmentation fault
無事、OpenWrt化されました。
使用されているSoCがAR9330という事で安心してOpenWrtできる訳ですが、少し熱が籠りやすいのが難点な気もします。
少し穴開けて涼しくしたい。
/root@OpenWrt:/# cat /etc/openwrt_release
DISTRIB_ID='OpenWrt'
DISTRIB_RELEASE='Chaos Calmer'
DISTRIB_REVISION='r46767'
DISTRIB_CODENAME='chaos_calmer'
DISTRIB_TARGET='ar71xx/generic'
DISTRIB_DESCRIPTION='OpenWrt Chaos Calmer 15.05'
DISTRIB_TAINTS='no-all'
root@OpenWrt:/#
root@OpenWrt:/# cat /proc/cpuinfo
system type             : Atheros AR9330 rev 1
machine                 : ZSUN WiFi SD Card Reader
processor               : 0
cpu model               : MIPS 24Kc V7.4
BogoMIPS                : 265.42
wait instruction        : yes
microsecond timers      : yes
tlb_entries             : 16
extra interrupt vector  : yes
hardware watchpoint     : yes, count: 4, address/irw mask: [0x0ffc, 0x0ffc, 0x0ffb, 0x0ffb]
isa                     : mips1 mips2 mips32r1 mips32r2
ASEs implemented        : mips16
shadow register sets    : 1
kscratch registers      : 0
package                 : 0
core                    : 0
VCED exceptions         : not available
VCEI exceptions         : not available
Luciも初めから入っていました。
microSDスロットがあるので、ファイルシステムが足りないなんて事もなくLinuxBoxとしては遊べるオモチャとなっています。(ただしシールドルーム内だけのオモチャだがなw)


ほんと無線メッシュ遊びする為に作られた様な製品ですが、日本で遊ぶ場合は電波法は守って下さい。
OpenWrtで技適通す人が居たらなぁとか思ったり思わなかったり。
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