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新入社員エンジニアに薦めたい雑誌

この4月から新入社員としてエンジニアになる方々に雑誌を薦めたい。
年々、新人レベルの低下を目の当たりにしている「おっさんエンジニア達」は思っているに違いない、これぐらいの雑誌は読んでいて欲しいと。
一昔であれば、自作PCなんか当たり前、飯代削ってサーバを購入、いつの間にか19インチラックが部屋に建つのが当たり前だった訳だが、現在は部屋にサーバはおろかデスクトップPCすら無いのが当たり前になりつつあるらしい。
これでは日本のエンジニア社会が成り立たなくなってしまう。

入社まであと数週間となったエンジニア見習い達に是非購読して頂きたい雑誌を紹介したい。
私の興味分野は組込から汎用機と広いのですが、本業はインフラ系なのでインフラ系を中心に紹介していきます。
もちろん、先輩エンジニアのお勧めがあればそちらを参考にして頂きたい。

SoftwareDesign
技術評論社の毎月18日発売。
過去、UNIX系雑誌は多数(UNIX Magazine、Linux Japan、Linux WORLD、UNIX USERなどなど)存在していたが廃刊、休刊が続き、唯一残っているUNIX系雑誌といっていい存在。
おっさんエンジニア達も愛読している人が多いだろう雑誌である。
インフラエンジニアであれば目を通しておいて損の無い雑誌。あなたがインフラエンジニアを目指すのであれば購読して損は無いだろうと思われる。
もちろん、開発側を目指す場合でもインフラと開発は切っても切れない関係なので、損は無いだろう。
このレベルで飽きた後の、UNIX Magazineは既に廃刊(休刊?)となっている為、海外雑誌に手を出すのもアリかもしれません。


トランジスタ技術
CQ出版社の毎月10日発売。
ハードウェア系雑誌としては鉄板雑誌。
年々ハードウェアに無知な人間が増え続けている訳ですが、ハードウェアは捨てる事のできない最下層の技術です。
最低限の知識は得る様にしましょう。
また、4月~6月辺りは基礎的な特集が多い為、はじめの期間は逃さない様にすると、ハードウェア無知な他の新人に差をつけれるチャンスを掴めるでしょう。


インターフェイス
CQ出版社の毎月24日発売。
上で紹介したトランジスタ技術と同じくハードウェア系ではありますが、デジタル回路系寄りな記事が多い雑誌です。
UNIX系のデバイスドライバ、OS周りの話もでますので、UNIX系に進みたい人にお勧めです。
年々生ぬるい雑誌が増える中、一定レベルを維持している雑誌の一つです。
エンジニアとして進む為に、必ず役に立つと思います。
もちろんハードウェア系が中心になる為、挫折者も多い雑誌ですが、ソフトウェア、ハードウェアのバランスが取れた雑誌でもありますので、是非購読を勧めたいです。
このレベルに慣れたら、FPGAマガジンなどにも手を出すと守備範囲が大きく広がるでしょう。


日経Linux
日経BP社の毎月8日発売。
内容としては初心者向け。UNIX系OSになじみの無い方には入り易いかと。
ただし、このレベルで安心してしまっては初心者エンジニアから離脱できない症候群に陥る可能性もあるので、ここで満足しない注意は必要。
あるいみ諸刃の刃なので、他の雑誌と併用するのが望ましいと思われる。
他の雑誌を読んだ後で、物足りなさを覚えるぐらいがちょうどいい。



この4月からの新エンジニア達がす、ばらしい師匠やバイブル的雑誌に出会える事を愉しみにしています。
1年後、使えないエンジニアに名前を連ねない事を期待して、雑誌の紹介を致しました。
みなさん、ご卒業おめでとう御座います。心よりお祝い申し上げます。
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