MCP61 EthernetをESXi 5.0で使う
2012年8月12日(日) 19:50 JST
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かなり前になりますが、ゴミ捨て場から救出してきたマシンを再利用しようとESXi 5.0導入を試みたもののEthernetが認識せずゴミと化していましたが、ごにょごにょすると認識する事が判明。
餌食なマシンは、「HP Pavilion s3420jp」であり、Athlon X2 BE-2350搭載機になります。
NICは、nForceの、MCP61 Ethernetになります。
ここでMCP61なら認識するはずじゃ?と思われる方も多いと思いますが、デバイスにより認識できない物も存在する模様。(ドライバ自体は存在します)
具体的に認識しないのは、lspciで調べた際、以下の様に「10de:03ef」となっているものです。
僕が成功した方法をご紹介します。
まずは、ESXi 5.0のISOと、ESXi-Customizer、ESXi 5.0導入済み環境を用意下さい。
※ESXi 5.0導入済み環境は、oem.tgz作成元ファイルが入手出来れば不要です。
1.oem.tgzの作成
/bootbank/net-forc.v00を元に作成する。
2.ESXi-Customizerで導入用ISOの作成
操作は、画面そのままなので説明は省略。
3.作成したCDからESXi 5.0を導入
NICのチェックを通過できる筈です。
4.再度、ドライバ定義を修正
/bootbank/net-forc.v00を元に作成する。
これで再起動しても、NICが認識します。
※パッチ適用で上書きされる可能性はあるので、パッチ適用時は注意が必要になります。
餌食なマシンは、「HP Pavilion s3420jp」であり、Athlon X2 BE-2350搭載機になります。
NICは、nForceの、MCP61 Ethernetになります。
ここでMCP61なら認識するはずじゃ?と思われる方も多いと思いますが、デバイスにより認識できない物も存在する模様。(ドライバ自体は存在します)
具体的に認識しないのは、lspciで調べた際、以下の様に「10de:03ef」となっているものです。
000:000:07.0 Bridge Bridge: nVidia Corporation MCP61 Ethernet [vmnic0] Class 0680: 10de:03efESXi 4.x系では、oem.tgz配置が解り易いので簡単なのですが、ESXi 5.0系ではなにやら面倒な様です。
僕が成功した方法をご紹介します。
まずは、ESXi 5.0のISOと、ESXi-Customizer、ESXi 5.0導入済み環境を用意下さい。
※ESXi 5.0導入済み環境は、oem.tgz作成元ファイルが入手出来れば不要です。
1.oem.tgzの作成
/bootbank/net-forc.v00を元に作成する。
# mkdir /oem # cd /oem # vmtar -x /bootbank/net-forc.v00 -o test.tar # tar xf test.tar # rm test.tar # cd etc/vmware/driver.map.d/forcedeth.mapを編集。以下を追記する。
regtype=linux,bus=pci,id=10de:03ef 0000:0000,driver=forcedeth,class=networkoem.tgzを作成する。
# cd /oem # tar -zcf ../oem.tgz etc/vmware/driver.map.d/forcedeth.mapSCPなどを利用し、作業端末に転送。
2.ESXi-Customizerで導入用ISOの作成
操作は、画面そのままなので説明は省略。
3.作成したCDからESXi 5.0を導入
NICのチェックを通過できる筈です。
4.再度、ドライバ定義を修正
/bootbank/net-forc.v00を元に作成する。
# mkdir /oem # cd /oem # vmtar -x /bootbank/net-forc.v00 -o test.tar # tar xf test.tar # rm test.tar # cd etc/vmware/driver.map.d/forcedeth.mapを編集。以下を追記する。
regtype=linux,bus=pci,id=10de:03ef 0000:0000,driver=forcedeth,class=networknet-forc.v00を書き戻す。
# cd /oem # tar -cf ../test.tar * # vmtar -c ../test.tgz -o /bootbank/net-forc.v00 # chmod 700 /bootbank/net-forc.v00
これで再起動しても、NICが認識します。
※パッチ適用で上書きされる可能性はあるので、パッチ適用時は注意が必要になります。